2009.04.24
「布で天井を覆い、雨風・日光を防ぐ」という意味合いで考えると、テントは非常に古くから存在します。
旧約新書にまで登場するみたいです。
先日、テントにまつわるおとぎ話まで見つけてしまいました。
むかしむかし、あるところに、「夜にならない街」というものがありました。
この街は1日中太陽が出ていて、夜になることがありません。
街の皆は、したい時に仕事をし、遊びたい時に遊び、いつでも楽しく過ごしていました。
しかし、ある時一人の男が言い出しました。
「ずっと太陽が出ているから、僕たちは生まれてから一度も寝たことがないね。」
そう、夜にならないこの街では、誰も眠くならないのです。
眠くならないから、寝たことがないのです。
「いいじゃないか、こんなに自由に暮らすことができるんだから。」
夜になれば、家に帰らなければならない。
眠らなければならない。
そうなることを、望まない人々もたくさんいるようです。
「でも、疲れたらなかなか元気になれないし、夢を見るってどういうものなのか、やってみたくないかい?」
「確かにそうだな。でも、どうやったら夜になるんだい?この街にいる限りは夜にならないぞ。」
「じゃあ、皆で神様にお願いしてみよう。」
街の皆は、神様に直接お願いしに行くことにしました。
「神様、この街は夜になることがありません。楽しいこともたくさんあるけど、あたたかい布団に入ってゆっくり寝てみたいんです。」
「では、時間が来たらこの大きな天幕で覆ってやろう。」
そういうと、神様は空全体を覆い尽くす天幕を取り出し、太陽の光を遮ったのです。
「真っ暗になった!」
「これが夜なのか!」
皆、初めての夜に大はしゃぎです。
真っ暗になったから、皆うとうとしてきました。
「ふゎぁぁ…なんだかあくびが止まらないぞ。これが眠いってやつなのか…。」
皆一斉に眠りについてしまいました。
夢を見る者、いびきをかくもの、皆それぞれに初めての夜を楽しみました。
ふと目が覚めると、覆われていた天幕が除かれ、またいつもの太陽が姿を現しました。
次の日もまた次の日も、神様は皆の為に天幕で覆い夜を与えてくれました。
でも、天幕は日に日にいたみはじめ、気づくとところどころに穴が空き始めています。
穴の向こうには太陽の光が見え、きれいに瞬いています。
その穴は日に日に増え、きれいなお星様になっていったのです。
新しい天幕にしちゃったら、お星様もなくなり、また真っ暗になってしまう。
夜の楽しみをもう一つ。
神様のちょっとしたはからいだったようですね。
いかがですか?
お星様は、天幕に空いた穴から見える光だったんですね。
でも、一つ気になるのがお月さまですよね。
あんな大きな「穴」。
神様が指でも突っ込んじゃったんでしょうか??
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